Dassault Systemsの日本法人であるダッソー・システムズは10月23日、3D設計・エンジニアリングアプリケーション「SOLIDWORKS」の最新版となる「SOLIDWORKS 2020」の国内提供を11月1日より開始すると発表した。
同バージョンでは、3DEXPERIENCEプラットフォームと連携を強化。これによりユーザーは 、SOLIDWORKS 2020を使いながら3DEXPERIENCE.WORKSが提供する各種のテクノロジーを利用することができるようになったという。また、数百におよぶ機能強化が図られており、これらを活用することで日常業務のシステムパフォーマンスを改善してワークフローを効率化しつつ、3DEXPERIENCEプラットフォームへとシームレスにアクセスすることで設計から製造までのシステム間連携をデスクトップからクラウドへ展開することができるようになるという。
機能強化としては、例えば作図のための新しいディテイリングモードを追加。これにより数秒で図面を開くことができ、図面内で注釈の追加/編集を行うことができるようになったほか、新機能としては同一のアセンブリー内において、同一の部品の異なる条件下で表示させることができる「フレキシブル構成部品」が追加。これにより、同一のアセンブリー内で、同じスプリング(ばね)を2回使用する際に、異なる2つの条件(圧縮と非圧縮など)が存在する場合などの表示が可能となるという。
さらに、SOLIDWORKS PDMの機能強化に加えて、SOLIDWORKS Electricalコネクターと新しいSOLIDWORKS PCBコネクターにより、バージョン管理を含むエレクトロニクス設計と機械設計におけるデータ管理が実現されると同時に、ECADチームとMCADのチームの密な連携も可能になるとしている。
なお、参考価格は「SOLIDWORKS Standard(スタンドアロン版)」で98万5000円(税別)から、としている。