大日本印刷(DNP)は10月23日、デジタルマーケティングを企業などが導入・運用する際に、必要な施策をテンプレートから選択することで、マーケティング施策を実行する「マーケティングオートメーション(MA)」を実施できる機能を開発したと発表した。DNPマーケティングクラウド」の新機能として、2019年11月に提供開始する。
同機能では、企業のWebサイトでの生活者の閲覧・検索・購入といった行動や、企業が保有する会員属性に基づき、5つの施策を用途に応じて使い分けて実施できるという。
具体的には、メールやSMSの予約配信や即時配信、アクセスに対してタイミングよく通知などを発信(オファー)するWebプッシュ、LINEと連動したLINEユーザーにメッセージの配信、顧客ごとに異なるデザインのDMの送付する「DNPパーソナライズド・オファー」、顧客ごとに異なる動画コンテンツを配信する「DNPパーソナライズド動画」の5点。
これらは、テンプレートから施策を選択することで、企業の会員・顧客などとのOne to OneコミュニケーションにつながるMA施策を、誰でも容易に行うことができるとしている。
Webサイトの買い物かごに登録したまま購入手続きをしていない商品を一定期間後に削除するカート放棄や、閲覧した商品をリマインドさせる機能など、主な課題別にフォローしていく施策をわかりやすいテンプレートから選択できるため、容易にMAを始められるという。