NTT アドバンステクノロジ(NTT-AT)は10月21日、契約書の社内審査を支援するシステム「インテリジェント契約チェッカー」Version1の提供を開始し、ファーストユーザーとして西日本電信電話(NTT西日本)が導入したことを発表した。
同システムは、と日本語の自然言語処理技術を組み合わせることで、ドキュメントのさまざまな表現を柔軟に把握して特徴を抽出し、効率的な契約書のレビューを支援するもの。
契約書案をアップロードするとシステムが契約書の文書をフレーズに分解し、必要な条項の有無、注意すべき条項などチェック項目を瞬時に示すという。
チェック項目はユーザーごとに設定でき、各条項にコメントを表示できるため、慎重にチェックを行いたい条項に解説およびチェックのポイントなどコメントを表示することで、チェック漏れの防止や一次対応を行う営業担当者や経験が浅い契約担当者の理解促進に役立つという。
さらに、受注契約と発注契約の相対応する条項を対照する形で表示できるため、受発注の契約条件差に伴うリスクを把握することが可能だということだ。
なお、同システムはプライベートクラウドとオンプレミスの提供形態で用意される。価格は、システム構成・年間の契約書取り扱い件数などの条件により異なる。
なお、NTT-ATは10月23日~25日に幕張メッセにて開催される「AI・業務自動化展【秋】(Japan IT Week 秋 2019内)」に同システムを出展予定。