日商エレクトロニクス(日商エレ)とBlue Prismは10月21日、販売代理店契約を締結したと発表した。日商エレは、Blue Prismを利用したソフトウエアロボットの製作ノウハウなどを学ぶ「デジタルレイバーアカデミー」およびRPAエンジニアの派遣サービスを大阪と福岡に展開する。
昨年12月に日商エレは企業におけるデジタルレイバー活用を推進するため「デジタルレイバーアカデミー」を東京に開校し、今年1月には育成したRPAエンジニアの派遣サービスを開始。アカデミーの卒業生は延べ100人を超え、首都圏の企業を中心にRPAエンジニアとして活躍しているという。
日商エレではRPAを成長事業として位置付けており、Blue Prismと販売代理店契約を締結し、10月1日には組織改正を行い、首都圏だけでなく全国的にRPAを推進する体制を整えている。
全国展開の足がかりとして、2019年10月25日に大阪でアカデミーを開校し、福岡では金融機関向けを中心としたニーズに応えるため開校しているが、さらなる増員のため受講生募集を改めて開始する。
同社では関西、九州から中部、中国、北海道までRPA事業を拡大し、2019年度末までに全国で200人のRPAエンジニアを育成するとともに、アカデミーと派遣サービスで1億円の売り上げを目指す。
一方、Blue Prismは今回の販売代理店契約締結により、関西・九州エリアの顧客に対するBlue Prismのインテグレーション、トレーニング提供の機会拡大を図ると同時に、導入企業の増加に伴う開発エンジニア不足の解消の一手となることを期待している。