Google Open Source Blogは現地時間17日、社内で活用していたビルドツールをオープンソース化した「Bazel 」がv1.0に到達したことを伝えた。
TensorFlowやAngularなどGoogle主導の大規模なオープンソースプロジェクトで活用される「Bazel」は、2015年にβ版へと到達、OSS化が発表されている。C/C++やJava、Pythonほか多くの言語のマルチプラットフォームでのビルドに対応し、高速性、多言語、マルチプラットフォームニーズとGoogle内での大規模な開発プロジェクトに必要な機能の追加を重ねており、GoogleではBazelに切り替えた際にテスト時間が3倍短縮、ビルド速度が10倍高速化するケースもあるという。
公式ブログでは、今回このBazelがv1.0(GitHub)のマイルストーンに到達したことを発表。今後、毎月のマイナーリリース、最短3カ月でのバージョンリリース(1.x)が予定されるが、1.0との下位互換性を確保することやLTS(Long-Term Support)による脆弱性やバグに対する修正ほか1.0 GAリリースの特徴を纏めている。