シュナイダーエレクトリックは10月18日、HMI(プログラマブル表示器)の「Pro-face by Schneider Electric」からシンクライアントタイプの産業用ディスプレイ「STW6000シリーズ」を発売すると発表した。これまでのパソコン用の産業ディスプレイのラインアップに加え、今回新たにWebサーバ用の表示端末を発売し、産業用ディスプレイの選択の幅を拡大する。
近年、Webサーバ搭載の産業機器やWebサーバ機能を持つソフトウェアのニーズが増加傾向にあり、これまでは汎用PCやタブレットなどを表示・操作端末として使用しているケースが多かったという。
STW6000シリーズは、Webサーバ搭載の産業機器やパソコンアプリケーションなどの監視・操作が行えるHTML5対応ブラウザを搭載したディスプレイ。
通信セキュリティ認証「Achilles LevelI」の取得やFA使用の耐環境性能(IP65F)、最大1600万色のTFTカラー液晶を採用し、サイズは4型ワイド、7型ワイド、10型ワイド、12型ワイド、15型ワイドを用意した。
今回、管理を容易にするためブラウザに特化したシンプルなディスプレイが欲しいという声や、工場などの環境に適した仕様のものが欲しいという声に応え、STW6000シリーズを開発した。
ブラウザに特化したシンプルなディスプレイで、過酷な現場用途を考慮した保護構造IP65Fの耐環境性を確保し堅牢性を備えている。
また、HTML5対応のWebサーバ搭載機器に加え、同社ブランドのPLCやモーションコントローラー、インバーター、グループ企業のアヴィバ(AVEVA)の産業用ソフトウェア群「InTouch Edge HMI」などと事前の検証を行っているためスムーズな連携を可能としている。