大日本印刷(DNP)は10月18日、スマートフォンで銀行の口座を開設する際に、非対面での本人確認方法として使用される運転免許証の真贋判定を補助するサービスを開始することを発表した。2020年春より提供を開始予定。

  • スマホアプリで撮影された運転免許証画像から真贋度を算出し、真贋判定を補助

    スマホアプリで撮影された運転免許証画像から真贋度を算出し、真贋判定を補助

同機能は、口座開設用のアプリとしては初めて、「DNPスマートフォン向け銀行口座開設用アプリ」および「本人認証・本人確認アプリ」の拡張機能として、真贋判定補助機能を組み込むことで、セキュリティ性の向上と金融機関の業務負荷の軽減を図るもの。

真贋判定補助機能では、スマートフォンアプリ内で撮影された運転免許証画像から真贋度を算出し、真贋判定を補助する。同機能は、DNPが保有する運転免許証を利用した本人確認や有効期限の確認、偽造の判定などの技術を活用しているという。

DNPは、各金融機関に向けて、同機能が搭載された「DNPスマートフォン向け銀行口座開設用アプリ」および「本人認証・本人確認アプリ」を提供するほか、関連製品を含めて、2023年度に約5億円の売上を目指すとしている。

なお、同サービスは10月24日〜25日、東京国際フォーラムにて開催される金融国際情報技術展「FIT2019」のDNPブースに展示される。