ABEJAは10月16日、米国においてAIの社会実装事業を展開するため、カリフォルニア州シリコンバレーのサンマテオに現地法人「ABEJA Technologies, Inc.」を設立したと発表した。現地法人の代表には、代表取締役社長CEOの岡田陽介氏が就任する。

同社は、2017年3月にシンガポール法人としてABEJA Singaporeを設立し、ASEAN市場を開拓しており、シンガポール国立大学、DENSO INTERNATIONAL ASIAやSMRTなど現地の研究教育機関や有力企業との協業で実績を上げつつ、海外進出における知見を得てきたという。

AIの社会実装という観点では米国・中国が世界をリードし、シリコンバレー地域にはスタートアップのエコシステムが構築され、さまざまな技術から生まれたイノベーションが加速している。同社では、米国市場を世界的に重要な戦略拠点として、技術とビジネスの両輪で市場を拡大していく考えだ。

具体的には、同社のコア技術が集積されているABEJA Platformをベースにした米国企業へのサービス拡販、米国企業との戦略的提携による協業機会の創出、国際競争力のある最先端の技術研究開発を開始する。