Microsoft Researchは現地時間10日、データ可視化Webアプリケーション「SandDance」をOSS化し、新たにJavaScriptやReactで動作する形でGitHubに公開したことを公式ブログで発表した。
「SandDance」は、Microsoft ResearchのSteven Drucker(スティーブン・ドラッカー)氏とRoland Fernandez(ローランド・ヘルナンデス)氏が開発を率いるWebベースで動作するBIツールで、2011年の発表以来、機能向上を重ねている。公式Webには数千から数万の単位を持ついくつかのサンプルデータソース(BabyNames、CofeeSales、Colleges、DemoVote、Sales、Titanic)が設置されており、グリッド、コラム、分布(Scatter)、密度(Density)などのアイコンをクリックするごとに、砂の粒が流れるようなアニメーションでグラフが移り変わる美しいデータ変遷が特徴的だ。
今回、Webに設置できるネイティブJavaScriptやReact環境で利用できるソースコードを公開した。公式ブログでは、"機械学習ツールなど、ユニットベースのデータ視覚化が理にかなう他の多くのアプリケーションに組み込まれて利用されることを期待しています。オープンソースコンポーネントにすることが、その目標に向けた最初のステップだと信じています"と述べている。
なお、SandDanceは、Visual Studio CodeやAzure Data Studio、Power BI Custom Visualで利用できるエクステンションも用意されている。