SCSKサービスウェアは10月10日、情報システム部門の業務を支援するという同社の統合ヘルプデスクサービスである「PrimeDesk」において、ITIL(Information Technology Infrastructure Library)に準拠したヘルプデスク運用支援プラットフォームである「PrimeNext」を提供開始した。
新プラットフォームは、ITサービスマネジメント分野で世界的に導入実績があるという米ServiceNowの「ServiceNow」をベースとした、PrimeDeskをサポートするもの。
ヘルプデスクに集まる多様な情報を蓄積し、一元管理することで、連続的な問題分析による業務改善を実現するとしている。
その特徴として同社は、ITILに準拠した仕様、同社オリジナルのナレッジの搭載、標準テンプレートの提供の3点を挙げる。
仕様に関しては、ITIL標準プロセスに準拠した、適切で効率的なヘルプデスク業務を提供するという。
オリジナルのナレッジについては、IT基礎知識や教育などの整備済みのコンテンツを導入時から使用することにより、高いサービスレベルを提供するとのこと。
標準テンプレートは、同社のヘルプデスク運用実績のベストプラクティスを集約したインシデントカテゴリや分析レポートなどで構成する。 複雑なカスタマイズは不要といい、ヘルプデスクの運用を短期間で一元化し、効率化を実現するとしている。
同社は今後、同プラットフォームをPrimeDeskの標準プラットフォームとして位置付け、今後も変化し続けるIT環境において、多様な問題や課題を業務視点で解決する同社独自のサービスとして、より一層の拡充を図っていくという。
また、これまでの業務で培った実績を生かして、多様なノウハウやナレッジを随時同プラットフォームに追加することで、さらなるサービスの品質向上や、運用の最適化を目指すとのことだ。