GMOシステムコンサルティング(GMO-SC)と鈴与は10日、GMO-SCが提供するオンライン受発注システム「ecOrigins受発注」と、鈴与が提供する倉庫管理システム「カーゴマスター」を連携させたサービス「WEBオーダーシステム」を、同日より提供開始することを発表した。
提供を開始した「WEBオーダーシステム」は、サプライヤーや運送業者などの取引先企業との受注・発注(BtoB取引)をオンライン化し、さらに倉庫管理、請求書発行などの顧客管理業務までをシームレスにするサービス。
企業間取引(BtoB取引)をEC化するオンライン受発注システム「ecOrigins受発注」と、商品の入荷から配送までを一元管理する「カーゴマスター」を連携させ、ファッション業界や医療機器・自動車業界など様々な業界に対応するという。
具体的には、各店舗が導入企業の本部に商品の発注をかけると、本部は注文履歴の確認や注文の承認を行える。取引のあるサプライヤー・運送業者は、専用の画面から、発注状況の確認のほか、注文商品の在庫数や納期などの情報、各種お知らせを確認でき、運送業者は発注と同時に配送車・人員の手配を行えるという。これにより、導入企業は「WEBオーダーシステム」を通じて、複雑な受発注業務に関する負荷を削減できるとしている。
同サービスはこれまで、試験的に一部の企業向けに提供しており、導入した複数の企業の業務効率化を実現し、高く評価されていたという。この実績を踏まえ、このたび鈴与を提供会社として「WEBオーダーシステム」を正式サービスとして提供することに至ったということだ。