富士通セミコンダクター(FSL)は10月8日、自動車ならびに産業用ロボット向けに125℃での動作を保証した2MビットFRAM「MB85RS2MTY」を開発し、評価サンプルの出荷を開始したことを発表した。
同製品は、1.8V~3.6Vの電源電圧で動作するSPIインタフェースのメモリで、-40℃~+125℃の温度範囲において、EEPROMの約1000万倍となる10兆回の書換回数を保証するほか、従来品比で1.5倍となる最大50MHz(最大)の動作周波数を実現している。また、車載グレードである「AEC-Q100グレード1」に準拠しており、車載製品の開発要求にも応えることが可能となっている。
なおパッケージは、EEPROMと置き換え可能な8ピンSOPのほか、リード無しの8ピンDFN(Dual Flatpack No-leaded package)も用意されており、必要に応じて使い分けることができるようになっている。