ヤマハは、6月のInterop Tokyoで参考出品していた、ユニファイドコミュニケーションスピーカーフォン「YVC-330」を、2019年11月下旬に発売すると発表した。価格は6万円(税別)。
今回発売する「YVC-330」は、オープンスペースなどの周辺の雑音が気になる環境下で威力を発揮する音声信号処理技術「SoundCap」を搭載する。
「SoundCap」は、収音範囲制限機能、マイク自動ミュート、スピーカー音量自動調整の3つの機能からなる。
収音範囲制限機能では、本体に内蔵された複数のマイクを用いて、音の発生源と本機の距離を推定することで、本体近くの発話者の声を収音する一方、会議に不要な周囲の雑音を抑制する。
マイク自動ミュートでは、発話者の発言状態を認識し、自動でマイクミュート・ミュート解除を行う。。周囲の騒音を相手に届けることを防ぎ、発言する人がマイクミュート・ミュート解除を都度操作する必要がなくなるという。
そして、スピーカー音量自動調整は周囲の騒音の大きさに合わせて、スピーカー音量を適切なボリュームに調整する。
「YVC-330」は、6名程度までの会議を想定しているが、オプションの連結ケーブルで2台を連結接続することで10 名規模の遠隔会議にも対応可能。インタフェースは、USB、NFC 対応Bluetooth、ステレオミニ入出力などを備える。
外形寸法は、 235(W)×46(H)×226(D)mmで、質量0.8kg。