トプコンは10月3日、回転式レーザースキャナーを搭載したトータルステーション「GTL-1000」の発売を開始したことを発表した。

  • GTL-1000

    GTL-1000の外観イメージ

同製品は、基準点の座標測定を行いながらスキャナー計測を行うといったトータルステーションとスキャナーの作業を同時に行う事ができるため、点群計測の作業時間と人員を半分に削減することができるという。また、回転式レーザースキャナーの採用により、本格的なフルドームスキャニングが可能。これにより室内のほか、屋外構造物でもあらゆる方向から素早く3D点群データから形状を取得することができるようになっている。

さらに計測に使用するフィールドソフトウェア「MAGNET Field」をインストールしたデータコレクタを利用することで、離れた場所から操作することも可能。これにより、高所や危険な場所のスキャニングも安全な場所から行うことが可能になるという。

また、モータードライブトータルステーションとして、自動視準観測や自動追尾によるワンマン測量も可能なほか、自動対回観測にも対応し、基準点測量を行うこともできるという。

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    GTL-1000の現場活用イメージ