日立ソリューションズは9月27日、米Automation AnywhereのRPA製品「Automation Anywhere」の導入・運用を支援する「RPA運用支援クラウドサービス」において、ソフトウェアロボットの実行端末の効率的な利用を支援する機能を追加し、9月30日から提供開始することを発表した。
日立ソリューションズは、ロボットが部門ごとにバラバラに管理されることによるシステム管理部門の運用管理の負荷が増大するという課題を解決するため、1月から「Automation Anywhere」と日立製作所の統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」のジョブ管理製品「JP1/Automatic Job Management System 3(以下、JP1/AJS3)」を連携し、システム管理者がロボット全体の実行スケジュールを視覚的に参照でき、ロボットの動作監視や実行結果の確認を簡単にできるようにした。
同サービスを「JP1/AJS3」と連携することで、部門ユーザーからもロボットの実行スケジュールを視覚的に参照でき、ロボット実行端末の空き時間を確認した上で、ロボットの実行スケジュールの自動登録が可能となる。
これにより、システム管理者は手間をかけずに、複数のロボットの実行スケジュールを全体最適の視点で調整できるようになり、実行端末の稼働率を向上させ、ライセンスの追加購入の抑制など、RPAの全社展開で課題となるライセンスや運用にかかるコスト低減を実現できるとしている。
提供価格は、RPA運用支援クラウドサービスが初期費用100,000円、サービス利用料 月額300,000円~。Automation Anywhereと連携するためのJP1/AJS3のオプションサービスは年額268,800円〜。JP1(Automation Anywhere連携の前提となるJP1/Base、JP1/AJS3)は年額188,400円~。