英Armは9月26日、Arm Treasure Dataのカスタマーデータプラットフォーム(CDP)の新機能として「Treasure Boxes」および「Custom Scripts」を発表した。
Treasure Boxesは、コードとアプリケーションのビルド済みのセットで構成される、CDPのソリューション・ライブラリとなる。
Treasure Boxesのライブラリは、コードのスニペット、コンポーネント一式、ビジュアライゼーションを組み合わせたもので、ユースケースの実例としては、顧客のソーシャルメディアスコアに基づく推奨アクションの提供や、エネルギー消費量の予測、販売・解約状況の追跡、オンラインの広告キャンペーンの分析などが挙げられる。
一方、Custom Scriptsの導入により、AI/機械学習ベースの分析機能によるデータのエンリッチ化や、Treasure Data CDPによる新たなデータソースの活用が可能。Custom Scriptsを使用することで、言語やライブラリにかかわらず、すべてのデータ・パイプラインをCDPプラットフォーム上で利用できる。
この結果、顧客企業にとっては、これまで時間を要するプロセスであった、データアクセス用の1回限りのインテグレーションが不要となり、さらに、幅広い顧客セグメントに対応するための機械学習モデルの開発期間を短縮することで、すばやくキャンペーンの意思決定を行うことができるとしている。