CentOSプロジェクトは9月24日(協定世界時)、「[CentOS-announce] Release for CentOS Linux 8 and CentOS Streams」において、「CentOS Linux 8」および「CentOS Stream」の公開を伝えた。
CentOS Linux 8は先日公開されたRed Hat Enterprise Linux 8をベースに開発されたLinuxディストリビューション。一方、CentOS Streamは開発者向けのプラットフォームで、今後Red Hat Enterprise Linuxの開発プロセスの一部になるとされている。
CentOS Linux 8およびCentOS Streamの詳細は次のページにまとまっている。
- CentOS-8 (1905) Release Notes
- Presenting CentOS Stream
- Transforming the development experience within CentOS
CentOS StreamはFedoraとRed Hat Enterprise Linuxの中間に位置するローリングリリースモデルのプラットフォーム。これまではFedoraで開発を行い、その成果物をRed Hat Enterprise Linuxへポート。さらにそこからCentOS Linuxを構築するというプロセスが取られていた。
CentOS StreamはFedoraから随時更新を取り込むプラットフォームで、開発者向けのエコシステムを提供するものになる見通し。最終的にはRed Hat Enterprise Linuxの開発において重要な役割を担うとされている。Red HatはCentOS Streamの提供を通じてより広いユーザー層や開発者層からの意見を取り込んでいくことを狙っていると見られる。