国際宇宙ステーションに物資を運ぶ宇宙航空研究開発機構(JAXA)の無人補給機「こうのとり」8号機を載せたH2Bロケットが25日午前1時5分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。こうのとりは約15分後に予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。こうのとりは28日にステーションに到着する。

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    「こうのとり」8号機の打ち上げの様子(JAXA提供)

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    7月に報道陣に公開された「こうのとり」8号機(JAXA提供)

「宇宙活動法」が昨年11月に施行されて、打ち上げの執行責任がJAXAから三菱重工へ移管された後、初の打ち上げとなった。当初は11日に打ち上げられる予定だったが、発射台で火災が発生して延期されていた。

こうのとりはこの10年間で8回打ち上げられているが全て成功している。8号機は全長10メートル、直径4.4メートルの円筒形。補給物資として食料品のほか、窒素や酸素を供給するタンクやバッテリー、実験装置など計約5.3トンが積まれている。ステーションには食料品の備蓄があるために延期の影響はなかったという。

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