リコーは9月24日、バックオフィスにおける社内からの問い合わせ対応、販売サポートにおける顧客対応など、さまざまな問い合わせ対応業務を効率化するAI(人工知能)搭載チャットボット(自動会話プログラムの機能を持つ対話ロボット)「RICOH Chatbot Service」を10月1日に発売すると発表した。

「RICOH Chatbot Service」は、リコーが独自に開発した初期学習技術を搭載しており、事前に多くのデータを記憶させることなく、あらかじめMicrosoft Excelで作成した想定問答をインポートするだけで手軽に導入できるチャットボット。

  • 「RICOH Chatbot Service」の利用イメージ

リコー独自の言語認識技術により、日本語の揺らぎや類義語・同義語を自動で高精度に認識できることに加え、会社独自の言い回しを追加登録することで、より的確な対応も可能になるという。

また、利用者の傾向や満足度をグラフィカルに表示するダッシュボード機能も搭載しており、蓄積した問い合わせデータの分析による有効活用も手軽に行うことができる。

導入形態は、手軽に導入できるパッケージサービスの「RICOH Chatbot Service Starter」、「RICOH Chatbot Service Standard」と、カスタマイズや個別サポートに対応する「RICOH Chatbot Service Enterprise」の3タイプがあり、用途、規模などにあわせ、最適なサービスを選ぶことができる。

月額価格は、「RICOH Chatbot Service Starter(Q&A数50)」が1万8000円、「RICOH Chatbot Service Standard(Q&A数200)」が5万円、「RICOH Chatbot Service Enterprise(Q&A数2000)」が275万円となっている(いずれも税別)。

RICOH Chatbot Service Starter(Q&A数50)」と「RICOH Chatbot Service Standard(Q&A数200)」は導入時に「RICOH クラウドアプリケーション スタートパック」の契約が必要。