Microsoftは現地時間23日、開発者向けのイベント.NET Confにおいてマルチプラットフォームのアプリケーション開発フレームワーク「.NET Core 3.0」のリリースを発表した。
公式ブログにはその概要、Youtubeにはキーノートの動画がアップロードされている。Windows/macOS/Linux、各OS用の.NET Core 3.0 SDKとRuntimeは公式サイトに集約されている。また対応するVisual Studio 2019 16.3、Visual Studio for Mac 8.3もリリースされている。
.NET Core 3.0(Windows環境のみ)では、計画当初から目標に掲げていたWPF(Windows Presentation Foundation)とWindows Formsなどデスクトップアプリケーション開発の機能を向上、大部分がそのまま動作するように設計されており、同時にリリースされるVisual Studio 2019 16.3のXAML designerでは、 .NET CoreをターゲットにしたWPFアプリケーション開発が実装されていること、preview版だがWindows Forms designerも準備しており、セパレートでリンク。また公式ブログにはコマンドラインインタフェース.NET CLIでの即席の作成をコードで示している。
Windows Forms app
dotnet new winforms -o myapp
cd myapp
dotnet run
WPF
dotnet new wpf -o mywpfapp
cd mywpfapp
dotnet run
ほか、gRPC(gRPC Remote Procedure Calls)やARM64 on Linux(kernel 4.14+)やRaspberry Piへの対応と、IoTやマイクロサービスに関連する開発環境のサポートやC# 8やF# 4.7などプログラミング言語の最新版もリリースしている。