大日本印刷(DNP)と丸善ジュンク堂は、プロジェクターとセンサー搭載の書棚型デジタルサイネージを導入した新たな書店メディアの実証実験をジュンク堂書店池袋本店で18日、開始した。
今年3月にDNPと米国の流通・小売大手であるKroger(クローガー)は、日本国内におけるデジタルシェルフの共同研究を開始、食品や家電など業態ごとの実証実験を重ねて効果検証を重ねている。ジュンク堂書店池袋本店で開始したのは書店におけるデジタルシェルフ。書棚内部にプロジェクターを備え、書籍の入れ替えと連動した各書籍の動画広告や書店員のオススメ情報をインターネット経由で管理・配信できる。
消費者が書棚の前で立ち止まった頻度や書籍を手に取る回数などをセンサーで計測でき、"来店客が棚の前でどのように行動したか" "動画広告で足を止めた来店客は書棚に手を伸ばしたか"などPOSデータと組み合わせることで来店客の購買行動を分析する。
今回、ジュンク堂書店池袋本店では、デジタルシェルフのほか1階レジカウンター壁面に49インチ×4面、入口付近中央柱面に55インチ縦型デジタルサイネージを導入。店舗全体で統一感のある販売促進も展開する。