NECは9月17日、新たなイノベーションを生む共創空間という「NEC Future Creation Hub KANSAI」を、大阪市中央区のNEC関西ビルにオープンした。新施設は、同社がユーザー企業と共に未来を描く場所で、関西地域でのスマートシティ実現に向けた共創の場だという。
関西地域では、ワールドマスターズゲームズや大阪・関西万博といった世界的なイベントの実施に伴い、大阪駅周辺や夢洲などのエリア開発を控えているという。さらに、今後も訪日外国人観光客の増加が見込まれ、関西広域への波及が期待されているという。
こうした中、デジタルを活用した安全で住みよい街づくりやスマートホスピタリティの実現が課題となっているといい、これらの課題を解決するため、公民連携を始めとする多様な組織を越えた共創が求められているという。
このような状況を踏まえ、同社は同施設に同社の生体認証の総称である「Bio-IDiom」や映像解析を始めとするICTアセットを実装したスマートシティを体感できるコンテンツや、共創に向けた対話を促進するプログラムなどを用意したとしている。また、2019年8月に関西支社内へ「まちづくり推進室」を設置し、事業推進の強化もしている。
これらにより、関西地域でのスマートシティ実現に向けた共創をさらに推進していくという。