Googleは現地時間10日、同社開発者公式ブログでモバイル開発フレームワークのFlutter 1.9、プログラミング言語Dartの最新版v2.5のリリースを発表した。
多くのモバイル開発用コンポーネントを含むGoogleのUI toolkit「Flutter 1.9」は中国で行われたGoogle Developer Days China 2019のキーノートで発表。ゲームやコミュニケーションツールなど、開発者を数多く抱えるTencentによるFlutterとDartによる開発事例などともに紹介されており、公式ブログには動画も掲載されている。サイズの異なるモバイル端末でアジャイルにアプリを開発できる環境は、世界有数のゲーム開発企業の生産性を高めていることを紹介している。
最新版となるFlutter 1.9では今秋GA(General Available)が予定されているmacOS CatalinaやiOS 13などAppleの最新OSをサポート。OS独自の動きや機能に加え、中間コードであるiOS Bitcodeの書き出しを実験的機能として追加。Flutterで使用するプログラミング言語Dartはv2.5をリリース、機械学習によるコード補完とC言語のライブラリや関連するAPIを直接Dartからコールするdart:ffiをプレビュー機能として搭載している。詳細はProduct ManagerのMichael Thomsen氏がMediumに投稿している。