THKは9月10日、日本システムウエア(NSW)及び日本マイクロソフト(MS)と、THKが提供する製造業向けコミュニケーションプラットフォームである「Omni THK」で連携すると発表した。

同プラットフォームは、製品の在庫検索、短納期品の選定、各種情報のダウンロード、見積り取得、その場での発注申請など、多様な工程をサポート。

  • Omni THKによる需要予測と生産計画の可視化イメージ

また、 IoT/AI(人工知能)の利用を前提とし、インフラ面ではMicrosoft Azureをベースに構築している。

さらに、THKが持つ「THK SENSING SYSTEM」から得たデータを管理・分析し、予兆検知を実現する製造業向けIoT サービスである「OMNIedge」もAzureベースで構築しており、Omni THKとのデータ/サービス連携も視野に入れ、統合的なサービス拡充を続けていくという。

また、Omni THKのデータ利用を念頭に、NSWのインタフェース技術サポートによるリアルタイムでシームレスなユーザビリティを実現し、ユーザーや販売代理店の基幹システムやECサイトとのシステム連携モジュールの提供も検討。

今回の連携においてマイクロソフトは、IoTやAIの基盤となるAzureの提供及び技術支援に加え、ブロックチェーンや Mixed Reality (複合現実) といた周辺テクノロジーを使用したOmni THKの拡張も視野に入れた検証支援を実施する。

また、同社のパートナープログラムである「MPN for Industry」によるサービス拡販やビジネスマッチングや、海外市場も含めたOmni THKの共同マーケティング活動を支援するとのことだ。

NSW は、Omni THKがより高い顧客体験価値を提供できるよう、IoT/AIをはじめとする最新のテクノロジーを使用し、継続的なアプリケーション開発とサポート、THKの新しいサービスモデルの創出と営業連携による拡販を支援するという。