RPAテクノロジーズは、 東京歯科大学市川総合病院がの院内にて、 RPAツール「BizRobo!」の本格導入を開始したと発表した。同社によれば、医療従事者を支援するRPAロボットの運用開始は、 国内初の取組だという。
市川総合病院では、
・CTとMRI画像診断における医師の未読患者リストを抽出し、 レポートを印刷するロボットの構築。今後、 放射線以外のレポート未読についても着手する予定。
・血液検査の結果、 eGFR値が基準値以下で翌日以降の検査予定の患者リストを抽出するロボット(eGFR値が基準値以下の場合はCTとMRI検査時の造影剤投与が禁止されているため)の構築(10月より試験運用を開始する予定)
を行った。
同病院では今後、 医師等診療部門、 看護部門およびコメディカル部門等と協力しながら、医療の質と安全の向上を実現、事務職員の業務をRPAに任せ、 医師事務補助の拡大による医師の働き方改革への貢献、電子カルテと部門システム間のリアルタイム性を重視しない接続にRPAを活用、RPA+AIの融合による効率化を実現の4つの活用領域を基軸としたRPA推進に取り組んでいくという。