ブリヂストングループのカー用品専門ショップコックピットに設置してある現在の摩耗診断サービスWebサイト

ブリヂストングループのカー用品専門ショップコックピットに設置してある現在の摩耗診断サービスWebサイト

ブリヂストングループのブリヂストンリテールジャパンは、今月17日よりAIを用いた"スタッドレスタイヤ"の摩耗診断サービスを開始する。

サービスは乗用車のタイヤを自らスマートフォンでWebにアクセスし、指示に従いユーザー自らがタイヤを撮影、Web上のAIがこれを診断し「良好」「注意」「警告」の3レベルで示すもので、既に夏タイヤ対応は展開している。

ブリヂストンの専門店タイヤ館Webサイト、カー用品専門ショップであるコックピットのWebサイトが設置されているが、17日からは撮影工程で"夏タイヤ"なのか"冬タイヤ"かを選択できるようになる。

  • 17日より公開予定のスタッドレス対応のウェブ画像診断サービス画面(向かって左より、タイトル画面、タイヤ選択画面、診断画面 同社資料より)

    17日より公開予定のスタッドレス対応のウェブ画像診断サービス画面(向かって左より、タイトル画面、タイヤ選択画面、診断画面 同社資料より)

同社のスタッドレスタイヤは新品タイヤの溝深さ半分まで冬タイヤ用途で使用でき、半分になると溝にある"プラットフォーム"と呼ばれる目印が浮き上がる仕組みを持つ。2012年におこなったアンケートではこの認知度は20%程度(ニュースリリース)。パーツのなかで唯一路面と常時接しており、定期的なチェックが求められるタイヤだが、摩耗度のチェックは、なかなか難しい。

サービスはAIを用いてこの診断を可能としている。膨大なタイヤ画像を資料に、機械学習を積み重ねることで判断をAIで行えるようにする。サービスは無料、診断はあくまで目安であるため、診断に基づき専門店で相談することを奨めている。