エクイニクスは8月30日、韓国初となるIBX(International Business Exchange)データセンター(DC)をソウルに開設したと発表した。新DCの名称は「SL1」で、キャリアニュートラリティ(中立性)を確保し、多様なインターコネクションを提供すると同時に、韓国企業ならびにグローバル企業のデジタルトランスフォーメーションとハイブリッドマルチクラウドへの移行を促進するよう設計されているという。なお、SL1の開設により、同社はアジア太平洋地域の13市場でIBXDCは43拠点となる。
SL1はソウル市のビジネス中心エリアに近く、デジタルメディアシティとして開発されたサンアムドン(Sangam-dong)地区に位置し、第1フェーズでは、約1790平方メートル(1万9200平方フィート)以上のコロケーションスペースと550ラックを提供。将来的な拡張完了時には、約3200平方メートル(3万4200平方フィート)以上のコロケーションスペースと1000ラックの提供を予定している。
また、ソウル市において企業がエンドユーザー、パートナー、サービスプロバイダーとの間にプライベートなダイレクト接続を確立できるよう、Cross Connect、Equinix Connect、Equinix Internet Exchangeといった多様なインターコネクションオプションを提供する。
SLIにおいて、2020年第一四半期に提供開始予定のEquinix Cloud Exchange Fabric(ECX Fabric)は、ソフトウェアデファインドのインターコネクションサービスであり、企業が自社の分散インフラストラクチャをPlatform Equinix上の1600以上の他企業と接続することが可能になる。接続先には、Amazon Web Services、Google Cloud、IBM Cloud、Microsoft Azure、Oracle Cloudなどのネットワークサービスおよびクラウドプロバイダーも含まれる。