共同印刷が提供している食卓マーケティングサービス「リア食」。モニターが撮影する食事画像を解析、世代や年収などの属性、調理の有無や食材など生活の食卓の実態をマーケティング、商品開発や販売促進などに活用できるものだ。
28日、同社はこのリア食にAIを用いた画像分析を加えた「食卓評価スコア」の提供を開始。"理想栄養バランス" "糖質コントロール" "筋力アップ" "ダイエット(減量)"の4つの分析・評価が加わる。
2019年1月には機械学習による画像認識技術を実装、食卓画像からメニューや食材、ボリューム(量)を読み取る機能が追加されており、カロリーやタンパク質、塩分や糖質などの情報が算出できるようになっているが、新たにモニターの年齢や性別、BMIなど属性情報を加えることでスコア化。モニターの食卓写真からひとめで栄養や健康に寄与するデータを取得できる。
効果を感じられない、実際にはあまり継続的に実践できていない、など、毎日行う食事には健康に気を使っているつもりなのに...というのはよくある話。同社では、今回の機能追加により各モニターの"食事に対する意識"と"実際の食事"のズレを栄養学的に把握することも可能になること、「食卓評価スコア」をリア食データベースサービスの機能として実装し、健康食品やヘルスケア関連メーカーに対してのアプローチを進めることを述べている。