インテルとレノボは、ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)とAIの分野のリーダーシップ拡大に向けた、複数年の協業をしたことを発表した。
協業の目的は、HPCとAIのコンバージェンスを促進することで、高い水準の顧客洞察を発見することだという。
協業では、レノボのポートフォリオとインテルのテクノロジーを結集し、HPCとAIの画期的なテクノロジーをあらゆる規模のユーザーに提供するという。
また、レノボのソフトウェア製品群を重要なフォーカス分野として取り組むほか、容易な操作でアプリケーションを実行しHPC/AIユーザーを支援できるよう、DAOSの高度なストレージ・フレームワークとその他のエクサスケールクラスのソフトウェア最適化に共同で取り組むという。
さらに、HPCとAIのコンバージェンス向けのソフトウェアの最適化、そして大学・研究機関によるソリューションの開発を推し進めることでゲノミクス、癌、気象、宇宙探査などの課題を解決できるよう、共同の「HPC & AIセンター・オブ・エクセレンス」を開設する——という3分野を重点的に取り組む計画だという。
レノボ エグゼクティブバイスプレジデント兼データセンターグループ担当プレジデントのKirk Skaugen氏は、次のように述べている。「私たちの目標は、エクサスケール時代に向けたイノベーションのさらなる発展と、科学者やあらゆる規模の企業に対し、こうしたソリューションを積極的に展開することで、新たな発見と成果を加速することです。私たちは、人類最大の課題の解決に取り組む研究者を支援することに注力しています。レノボのNeptune水冷テクノロジーと、第2世代Intel Xeonスケーラブル・プラットフォームを組み合わせることで、お客様は新たな洞察を発見し、エネルギー効率を今までにない水準まで高め、圧倒的な成果を達成することができるでしょう。」