国際航業は8月27日、スマート農業技術の普及、コミュニティ拡大を目指し、ウォーターセルと協業すると発表した。協業により、国際航業の営農支援サービス「天晴れ(あっぱれ)」とウォーターセルの農作業の工程データを一元管理できる農業支援システム「アグリノート(agri-note)」の連携機能を提供する。
今回の協業では、天晴れで農作物の生育状況診断のサービスを提供し、衛星やドローン撮影で可視化される同サービスの圃場解析情報と、アグリノートによる農作業記録を融合させることにより、圃場全域における農作物の品質管理や労働管理を効率化する「日本型スマート農業」の実現を目指す。
これにより、ユーザーがアグリノート上で保有する自身の圃場図面データをもとに天晴れへ農作物の生育状況を診断する画像解析の依頼が可能となるほか、天晴れからユーザーへ提供される生育状況を可視化した解析診断結果をアグリノートにデータを読み込み、圃場ごとの生育記録に表示、ユーザー自身が省力化や高品質化を目的とした検証できる環境を構築する。
サービス連携機能のリリースは8月29日に予定しており、農林水産省(平成30年度補正予算)「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト(課題番号:大D08、課題名:農業データの一元管理によるスマート農業体系の実証)」(事業主体:農業・食品産業技術総合研究機構)の取り組みにおいて開発した機能となる。