Android Studioデベロップメントチームは8月20日(米国時間)、「Android Developers Blog: Android Studio 3.5: Project Marble goes into stable」において、Android Studioの最新版となる「Android Studio 3.5」の公開を伝えた。Android Studio 3.5にはプロジェクトマーブルの取り組みの成果が取り込まれている。
Android Studio 3.5で注目される変更点は次のとおり。
- アプリプロジェクトがより多くのメモリを消費すると判断した場合、ユーザーに対してメモリ設定の変更を通知する機能を追加。メモリ設定の変更は設定ダイアログからAppearance & Behavior→System Settings→Memory Settingsを選択することで実施可能
- Glide、AndroidXデータバインディング、Dagger、Realm、Kotlin (KAPT)におけるインクリメンタル・ビルドのサポート追加(大幅なビルド時間の短縮化)
- WindowsにおけるディスクI/Oの最適化(Windowsではウイルス対策スキャナの影響でディスクI/O性能が発揮できことがわかったため、こうした状況に応じたセットアップを行うように変更)
- 作業効率が上がるよう、各種機能の洗練化と操作フローの改善
- XMLファイルの編集中に入力がひっかかる問題を解消
Android Studio 3.5の主な変更点に関しては、以下に情報がまとまっている。
Android Studio 3.5は「Download Android Studio and SDK tools|Android Developers」からダウンロード可能。Android StudioはAndroidアプリ開発向けの統合開発環境として人気の高い環境の1つで、開発も活発に進められている。