UiPathは8月22日、東京商工リサーチ(以下 TSR)の「TSR APIサービス」との連携部品である「Connector for TSR API」を「UiPath Go!」で提供を開始したことを発表した。

提供開始したConnector for TSR APIを利用してUiPathとの連携を行うことで、ユーザーは、業績、財務情報、リスクスコア(倒産確率)など、企業情報の取得業務を自動化できる。

取得した企業情報をExcel、CSVなど、任意のファイル形式で出力することが可能で、Webブラウザからのコピー&ペーストのような手作業も不要になるという。

また、TSR APIサービスの利用企業に需要の高い合計19のAPIを共通部品(ワークフロー)として、UiPathユーザー向けに無償提供される。UiPath Go!からダウンロードしてインストールすれば、自社の用途に合わせて必要なAPIのみを既存のワークフローに組み込むことが可能となる。

これにより、従来のシステム連携開発に要する時間を大幅に短縮するとともに、TSRの持つ国内542万件超のデータから、取引先の経営状態や与信管理に必要な情報を即座に検索、取得可能。また、GUIベースではなく、APIベースの部品のため、業務自動化を安定・安全・高速に実行できるということだ。

なお、「TSR APIサービス」は、TSRの企業情報データベースとユーザーの自社システムとの連携を可能にするもの。APIサービスを活用し、自社の得意先/仕入先情報や与信管理・審査情報などから、リアルタイムかつダイレクトに国内542万件超の各種企業データを検索して取得できる。また、オンラインでのデータマッチングが可能となり、自社の企業データベースを常に最新かつ正確な状態に維持することができるということだ。