IoTセンサー「Degu」、エントリーユーザー向けパッケージを発売

アットマークテクノ、コアスタッフ、Seeedの3社は8月21日、IoTセンサー技術「Degu(デグー)」の新ラインアップとしてエントリーユーザー向けパッケージ「Degu IoTエントリーパック」を2019年8月23日より発売すると発表した。

Deguは2019年3月に発足したオープンソースプロジェクトで、センシング機能と通信機能を搭載したIoTセンサー「Deguセンサー」を活用することで、IoTのエッジ部分における情報を手軽に収集することを目指している。Deguセンサーは、専用キットを活用することで、必要なセンサーを組み合わせるだけで、IoTソリューションを実現することができるのが特徴で、今回提供されるDegu IoTエントリーパックでは、Deguセンサーでのセンシングからパブリッククラウドへのデータ連携までの一連の流れを実現するときに必要となる3つの製品が提供される。

1つ目が、センシングデータをDeguゲートウェイに送信する役割を担う、 Degu専用のマイコンボード「Deguベースボード」で、従来製品「Deguベースユニット」と同等の機能を担い、Seeedが展開する「Groveモジュール」を接続することで、センサーやアクチュエータなどを実現する。センサーで収集したセンシングデータをDeguゲートウェイに送信する前にベースボード上で簡単な加工処理を行うことも可能だという。価格は5900円(税別)。

2つ目がDeguセンサーとパブリッククラウド(AWSなど)のデータ通信を中継するIoTゲートウェイ「Deguゲートウェイ A6」。LAN対応のシンプルな構成で従来品よりも低価格な2万9800円(同)となっており、この開発セット版のほかにも量産品の提供も行っているという。

そして3つ目が照度センサー、温湿度センサー、3軸加速度センサー、接点入力など6種類のGroveモジュールとケーブル類を含む「Groveスターターキット for Degu」。各GroveモジュールのサンプルコードはGitHubで公開されており、Deguと接続してすぐに使うことができるようになっているという。価格は5800円(同)。