VIA Technologiesと組み込みブラウザソリューションを手がける英Ekiohは8月20日、VIAの組み込みプラットフォーム「VIA SOM-6X80」を中心に、Ekiohブラウザソリューションによるパフォーマンス向上と展開の容易さの実現に向けた協業を行っていくことを明らかにした。

今回の協業により、VIAのカスタマは、より少ないリソースで迅速な設計サイクルを構築することができるようになると両社では説明しているほか、両社ではこれを機に、設計に必要となるツールや技術の提供を協力して進めていくとしている。

また、VIAの担当者は、「GPUによるHTML5アクセラレーションは、HMIパネルおよび産業オートメーションアプリケーションに最適であり、EkiohとVIAを競合他社と区別するのに役立つリソースの効率的な利用を可能にする」とコメント。競合製品との差別化要因として、幅広い組込機器での採用に向けた取り組みを進めていくとしている。

  • SOM-6X80

    SOM-6X80のメインボード。Cortex-A9デュアルコア搭載SoCと8GBのeMMC、2GBのDDR3 SDRAMを搭載

  • SOMDB1

    SOM-6X80を搭載するインタフェースボード「SOMDB1」