ANAホールディングスとニューロスペースは8月20日、共同開発している「時差ボケ調整アプリ」の社外トライアルを実施すると発表した。

同アプリは、最新技術を取り入れた「ANA Travel Wellness 乗ると元気になるヒコーキ」プロジェクトのサービス第1弾として開発を進めているもの。フライト情報や現地での予定をもとに、時差ボケを調整するために必要な光の浴び方、食事のとり方、睡眠・仮眠の取り方、体の動かし方など、体に良いことやいけないことそ、出国前、機内をはじめとした渡航中、帰国後のそれぞれのタイミングで提供する。

  • 「時差ボケ調整アプリ」の画面例

今回の社外トライアルは、損害保険ジャパン日本興亜など、海外との取引や海外渡航を伴う業務がある企業に参加してもらい、参加企業の従業員の海外渡航時に時差ボケ調整アプリの利用を行う。

時差ボケは、業務の生産性を低減する要因の1つになっていると考えられ、これまで従業員にゆだねられていた時差ボケへの対処に対し、企業が取り組む働き方改革への活用としても、その効果が期待されるという。

トライアルを通じて、アプリの効果や使い勝手を、ビジネスパーソンの視点および企業としての働き方改革への活用の視点で検証していく。2020年4月にはサービス開始を目指す。