レノボ・ジャパンは8月20日、17.3型大画面モバイルワークステーションである「ThinkPad P73」を発売した。価格は31万8000円(税別)から。
CPUにはインテルXeonプロセッサやインテル Corei9プロセッサ、グラフィックスにはNVIDIA Quadro RTX 5000を選択できる。
17.3型UHDディスプレイは、Adobe RGB 100%の色域とDolby Vision HDRに対応し、高輝度で屋外でも見やすく、色を忠実に再現するとしている。
バックライト付きキーボードはテンキーを備え、CADのモデリングなど、数値入力をする際に便利だという。
前世代モデルと比較してACアダプターを約30%小型化し、同製品と共にカバンに収納した際のかさばりや重さを軽減するとのこと。
LTEをサポートし、取引先企業や移動中、自宅での作業も可能としている。
また、ISV認証を取得しているため、ワークステーションを利用するプロフェッショナルユーザーの使用を想定したパフォーマンスにおける高い安定性と信頼性を提供するという。
その他、サイバー攻撃などによって破損したBIOSを自ら修復する自己回復BIOS、物理的なカメラカバー「ThinkShutter」などのセキュリティ機能も備える。
さらにオプションとして、クラウド上に保存したデータをダウンロードし、キャリブレーションのたびに工場出荷時の発色に戻すことができるファクトリー・キャリブレーションを用意している。
同製品は、解析やシミュレーション、レンダリング、映像編集、さらにVR(仮想現実)やAI(人工知能)などの高負荷作業が場所を選ばずに行えるという。
また、17.3インチパネルの高い視認性により、医療現場や各種システム制御モニター、公共分野などでも活躍するとしている。
OSはWindows 10 Pro 64bitまたはWindows 10 Pro for Workstations 64bitを選択可能。 本体寸法は約416×281×25.9~31mm、本体質量は約3.4kg、バッテリー駆動時間は最大21.1時間。