アクセルラボは8月19日、不動産Techプラットフォームである「SpaceCore(スペース・コア)」を提供開始した。価格は、不動産の管理業務をサポートする「ReTech機能」が初期費用3万円(税別)、月額料金が500戸の場合で3万円(同)。スマートホームを実現するという「IoT機能」の、一括買取における初期費用は希望機器や個数により変動、月額料金は1IDあたり500円(同)、サブスクリプションにおける初期費用は無料、月額料金は基本プランで1000円(同)。

  • SpaceCoreのBtoBtoCモデル

同サービスは2019年6月からクローズドβ版として展開しており、今回、すべての機能を公開して正式版として提供開始した。

同サービスは、不動産の管理業務をサポートする「ReTech機能」と、スマートホームを実現するという「IoT機能」、物件入居者が多様な情報を得られるという「Marketing機能」の3つの機能を持つ。これらの機能を一元化し、クラウドサービス及びアプリとしてプラットフォーム化し提供する。

ReTech機能では、物件の契約・更新・解約などをWebやアプリで実施できたり、物件の入居者に対してSpaceCoreアプリで居住する物件に関するお知らせを配信できたりするという。

IoT機能では、入居者が家電などを遠隔操作できるIoT機器を提供し、基本的な機能のセットプランに加え、シニアの見守りに利用できるという「シニア見守りプラン」、自宅にいるペットを見られる「ペット見守りプラン」、基本プランにスマートロックを加えた「スマートロックプラン」を設ける。

不動産会社や管理会社は、IoT機能の導入により物件入居者に付加価値としてスマートホームを提供できるという。

Marketing機能では、不動産会社や管理会社が物件の入居者に情報発信が可能とのこと。 さらに、入居者は自分の住んでいる地域のお得な情報をSpaceCoreアプリを通して受け取ることができるとのこと。

  • SpaceCoreアプリへの情報発信と収益シェアのイメージ

同サービスの特徴として同社は、不動産会社や管理会社の売り上げ向上に繋がるという点を挙げる。

SpaceCoreアプリの利用者は、同サービスを導入した不動産会社や管理会社が持つ物件に入居する一般ユーザーとなる。同アプリに対して、企業は多様な情報を提供可能で、例として、ネットスーパー、家事代行、ストレージサービスなど、家や生活に関わるサービスを運営する企業より、アプリのユーザーに向けて情報が発信できるとしている。

提供した情報によりユーザーが問い合わせ・申し込み・購入などのアクションを起こした場合、一部の収益を不動産会社や管理会社へ還元する。