Fossbytesは8月7日(米国時間)、「7-Zip vs WinRar vs WinZIP: Choosing The Best File Compression Tool」において、ファイル圧縮ツールとしてどのアプリケーションを選ぶべきか、簡単な指針を紹介した。

まず、記事では代表的なデータ形式として次の4つを紹介している。

ファイル圧縮形式 内容
ZIP 一般的なアーカイブ形式。WindowsやmacOSはオペレーティング・システムのデフォルトの機能としてZIPファイルを展開する機能を提供しており、サードパーティ製のアプリケーションを使用しなくても展開できるという利点がある
RAR 一般的なファイル圧縮形式。展開用に対応したアプリケーションが必要
7z 高い圧縮率を提供するアーカイブ形式。展開用に対応したアプリケーションが必要
TAR LinuxやUNIX系オペレーティングシステムで一般的なアーカイブ形式。非圧縮のアーカイバ

結局のところ、ファイル圧縮アプリケーションはユーザの好みで選択するものだと前置きしつつ、WinRAR、WinZIP、7-Zipという3つのアプリケーションの特徴を次のようにまとめている。

アプリケーション 特徴
WinRAR 圧縮時間がきわめて高速。大きなファイルを迅速に圧縮する必要がある場合などに特に便利なアプリケーション
WinZIP 7zやWinRARで圧縮されたファイルはほかのオペレーティングシステムと互換性がない。異なるプラットフォームで作業している場合はWinZIPの利用が便利
7-Zip 高い圧縮率を誇り、無料で利用できるフリーソフトウェア。多くのユーザーにとって理想的な選択肢
  • 7-Zip

    7-Zip

  • WinRar

    WinRar

  • WinZIP

    WinZIP

以上の特徴から、記事では特に7-Zipが多くのユーザーにとって理想的な選択肢だろうと説明している。選択の理由としては、圧縮率が高いことと無償で利用できることが挙げられている。