エアバスは8月6日(米国時間)、米国アラバマ州モビールに建設されたA220の製造拠点での生産を開始したことを発表した。
同工場で最初に製造されるA220はA220-300で、2020年第3四半期にデルタ航空に納入される予定。同社では今後の10年半ばまでに年間40~50機のA220の製造を見込んでいる。
最新材料や、プラット・アンド・ホイットニー製の新型ギヤドターボファンエンジンを搭載するA220は前世代機比で座席当たりの燃費を20%削減することが可能で、2019年6月末時点で551機の受注を獲得している機体で、同社としても、今後20年間で少なくとも7000機の需要が見込める100~150席市場において、高いシェアを獲得することが期待できるとコメントしている。
なお、同社は米国に多くの施設を有していることもあり、自社を米国の航空宇宙企業の主要パートナーであると説明している。