シャープは8月7日、 世界最高レベルの発電効率を実現した色素増感太陽電池を電源とする バッテリー交換不要のビーコンを開発したと発表した。
ビーコンの多くが1次電池を搭載していることに加え、 電波の減衰を防ぐためビーコンを地上2メートル程度の高所に設置する必要があることなどから、 電池交換などの定期的なメンテナンス作業が発生するという課題があった。
同社は色素増感太陽電池を電源として採用することで電池交換を不要とし、 この課題を解決したという。新ビーコンは、50lx程度の低照度でも安定的に動作し、オフィス空間にマッチするデザインする点を特徴としている。
同製品は第1弾として、清水建設の屋内外音声ナビゲーションサービスに向け7月末に納入された。「ナビゲーションサービス」に応用すると、対応アプリケーションをインストールしたスマートフォンを携行する歩行者は、GPSの電波が届かない場所でも目的地までスムーズに移動することができる。