シャープエネルギーソリューションは8月5日、再生可能エネルギーの調達・卸売販売を手掛ける丸紅ソーラートレーディングと協業し、太陽光発電システムの余剰電力買取サービス「SHARPプラン」と、蓄電池の購入者を対象とした「SHARPプラン 蓄電池プレミアム」の提供を、11月1日より開始することを発表した。
2009年11月に開始されたFIT(固定価格買取制度)は、余剰電力の固定価格買取期間が10年間に設定されており、期間満了を迎える家庭は今年11月から12月だけでも約53万世帯に上るという。
シャープエネルギーソリューションは、こうした家庭向けに余剰電力買取サービス「SHARPプラン」を提供するほか、同社の蓄電池を新規で購入された顧客を対象に、「SHARPプラン」の買電価格に4円/kWhを加えた買電プラン「蓄電池プレミアム」を、同プランの契約より1年間提供するという。
これにより顧客は、太陽光発電システムが発電した電気を蓄電池に蓄えて無駄なく自家消費し、さらに余った電力をより高い金額で売電することが可能だとしている。
「SHARPプラン」の1kWhあたりの買い取り価格は、北海道電力管内が10.6円、東北電力管内が9.3円、東京電力管内が9.5円、中部、北陸、中国、四国電力管内が8.4円、関西電力管内が8.5円、九州電力管内が7.0円、沖縄電力管内が7.6円。
一方、「SHARPプラン蓄電池プレミアム」の1kWhあたりの買い取り価格は、北海道電力管内が14.6円、東北電力管内が13.3円、東京電力管内が13.5円、中部、北陸、中国、四国電力管内が12.4円、関西電力管内が12.5円、九州電力管内が11.0円、沖縄電力管内が11.6円。