KDDI総合研究所と埼玉県のふじみ野市は、ふじみ野市が提唱する「人がつながる豊かで住み続けたいまち」の実現に向け、KDDI総合研究所の「安心便利情報提供」「AIコーチング」「スマホ依存対策」という3つのICT(Information Communication Technology、情報通信技術)を活用した住民参加型の実証実験を2019年10月から2020年3月の予定で行うと発表した。
今回の実証実験では、
1.世帯に応じたまちの安心便利な情報をタイムリーにお届けする「安心便利情報提供」
2.受け入れ易いタイミングでトレーニングを促し、トレーニング方法をアドバイスするとともに、健康増進につながる情報をお届けする「AIコーチング」
3.中高生のスマホ依存に関する悩みの解決を目指す「スマホ依存対策」
を行う。
安心便利情報提供では、安心安全情報(犯罪、インフルエンザなど)に加えて、くらしに役立つ便利な情報(天気、ごみの日、イベントなど)も提供することを予定。
AIコーチングでは、帰宅後など受け入れ易いと思われるタイミングでトレーニングを促し、トレーニング中は、スマホのカメラのみでトレーニング方法や回数などのアドバイスを行う。また、トレーニングを終えると、健康増進につながる情報やイベント情報などを届ける。
スマホ依存対策は、中高生のスマホ依存に関する悩みの解決を目指し、家族からの強制などではなく、本人の気づき(認知バイアス)や周囲からの見守り(社会的影響)などにより、自律的かつ適切なスマホ利用へと導く。
これらの実証実験を通じ、使い易さや受け入れ易さなどの確認と効果検証を行うという。