ランドセルメーカーのセイバンとKDDIは7月30日、IoT技術を活用した子供の安心・安全を見守るサービス「IoTみまもりサービス」を共同で開発したと発表した。セイバンは同日からモニターを募集し、モニターサービスを9月2日より開始する。
新サービスは、専用のIoT端末に内蔵された加速度センサが子どもの動きを検知し、一定期間位置情報を伝えるサービス。ランドセルの前ポケットなどに入れて使用することを想定しており、位置情報の発信には従来より少ない消費電力で通信できるIoT向け通信規格「LTE-M」を活用する。
今回のモニターでは、2020年からの正式サービス開始に向けて通信頻度と消費電力の最適なバランスや有用なサービスについての検証を実施。両社が協力することで、子どもが安心して学校に通える環境を整備することが可能となり、今回のモニターの結果を検証し、引き続き子どもの安心・安全の取り組みを実施していくという。
モニターの募集期間は7月30日~8月19日、募集対象は2016年4月から2019年3月までに、セイバンの公式オンラインストアおよび直営店でランドセルを購入し、メールアドレスを登録したユーザーのうち、今回の施策へ申し込んだ人で応募者が500人を超えた場合は抽選。
モニター人数は500人、実施期間は9月2日から2020年3月31日まで、費用はIoT端末本体と諸経費は無償で利用できるが、スマートフォンからサービスにアクセスする際の通信料は利用者の負担となる。