キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は7月24日、カナダのMatrox製の画像処理コントローラである「Matrox4Sight EV6(マトロックス フォーサイト イーヴイシックス)」にキヤノン製の製造現場向け画像処理ソフトウェア「Vision Edition(ビジョンエディション)」を搭載したFA用システムソリューションを2019年7月下旬に販売開始すると発表した。
Matrox4Sight EV6は、コンパクトで堅牢性が高いというFA用ビジョンコントローラ。第7世代Intel Core i5プロセッサを搭載し、振動に強く堅牢というコンパクトハウジング及びファンレス設計により、厳しい環境下でも長期安定稼働を可能としている。
また、PoE(Power over Ethernet)に対応し最大4台のキヤノン製ネットワークカメラに接続可能であり、1台で多くの画像処理ができるという。一方、Vision Editionはキヤノン製ネットワークカメラや産業用カメラを利用した画像処理ソフトウェア。
ネットワークカメラを使用して、モノの有無や色の判別など簡易な点検作業が可能なほか、DENSO WAVEの産業用ロボット「COBOTTA」を稼働させるプログラミングソフトウェアとしても使用できる。
バーコードの読み取り作業や資材配置の点検など製造現場の作業効率化を支援するというVision Editionと、Intel Core i5搭載のMatrox4Sight EV6を組み合わせ、生産設備への組み込みが可能なFA用システムソリューションとして提供することにより、人的作業を軽減すると共に高速処理を実現できるとしている。