ジョイフルサンアルファ、あなぶきハウジングサービス、NECソリューションイノベータの3社は7月24日、24時間営業の小型無人店舗の開発を共同で行い、分譲マンション「コアマンション長崎ガーデンヒルズ」の共用部分において、実証実験を開始することを発表した。実施期間は2019年8月30日~2020年8月29日。

3社が開発した小型無人店舗は、分譲マンションの居住者に対し、より利便性が高く豊かな生活体験を提供することを目的とするもの。

今回の実証実験は、その事業性の判断やシステム・技術を含むサービス実運用の検証・課題抽出を行うためのものだ。

マンションの共用部に無人店舗を出店することで、食から住へのダイレクトアプローチを行い、居住者にとっての「第二の冷蔵庫」「第二のキッチン」の実現を目指すことで、食と住生活をつなぎ、豊かな生活体験を提供するのが狙いだという。

また、無人店舗は、あなぶきハウジングサービスが管理受託している分譲マンションのエントランスロビー内に設置。長崎市内に11店舗のスーパーマーケットを展開するジョイフルサンアルファがマーチャンダイジングや商品供給など、運営面を担うことで産直の新鮮野菜や果物など、一般的な無人店舗では扱うことが難しい商品が可能だということだ。

キーシステムは、NECソリューションイノベータの顔認証技術を利用した入退館システムとセルフPOSシステムを利用。また、あなぶきハウジングサービスが提供するサービス「ハピット」のデジタルサイネージ・システムを利用した地域情報提供サービスも実装する予定だという。

なお、無人店舗の名称は「建物名称がコアマンション長崎ガーデンヒルズ」で、売場面積は約162。24時間営業で生鮮食料品、弁当・惣菜、飲料、日用雑貨等 約350品目を取り扱うとしている。