英国で開かれた「第60回国際数学オリンピック」で日本代表の高校生が金2、銀2、銅2の計6つの、またハンガリーで開かれた「第30回国際生物学オリンピック」で銀2、銅2の計4つのそれぞれメダルを獲得した。文部科学省が21日発表した。

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    「国際数学オリンピックでメダルを獲得した6人の高校生と関係者」(提供・数学オリンピック財団)

同省によると、11日から22日まで英国・バースで開かれた国際数学オリンピックでは海陽中等教育学校(愛知県)6年の兒玉太陽さんと、筑波大学附属高等学校(東京都)3年の坂本平蔵さんが金メダルに輝いた。このほか海陽中等教育学校5年の平石雄大さんと開成高等学校(東京都)2年の宿田彩斗さんが銀メダルを、広島大学附属高等学校2年の渡辺直希さんと宮崎県立宮崎西高等学校3年の早川睦海さんが銅メダルを獲得した。

国際数学オリンピックは1959年にルーマニアで第1回が開催された。日本は、中国・北京での第31回大会(1990年)から参加している。今年の大会は112カ国・地域から621人が参加。成績上位の約12分の1に金、続く約12分の2に銀、約12分の3に銅メダルが授与された。来年はロシアで、2023年には日本で開かれる。

一方、14日から20日までルーマニア・セゲドで開かれた国際生物学オリンピックでは、鳥取県立鳥取西高等学校3年の小野俊祐さんと灘高等学校(兵庫県)3年の椋木優斗さんが銀メダルを、灘高等学校(兵庫県)2年の長谷川修造さんと栄光学園高等学校(神奈川県)2年の星野敬太さんが銅メダルをそれぞれ獲得した。

国際生物学オリンピックは1990年に現在のチェコ共和国(当時はチェコスロバキア)で第1回が開催された。日本は、中国・北京での第16回大会(2005年)から参加している。今年の大会は72カ国・地域から285人が参加。成績上位の10%に金、次の20%に銀、さらに次の30%に銅メダルが授与された。来年は長崎県で開催される予定で、2009年のつくば市での大会に次ぐ2回目の日本開催となる。

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