NECソリューションイノベータは、ドローン空撮画像を活用し、樹木の枝や葉が茂っている部分である「樹冠」の画像を3D加工する「NEC 樹冠3D化サービス」を8月1日より提供すると発表した。
近年、果樹産地においては、より付加価値の高い新品種の果樹への転換や、栽培技術の高度化、作業効率化が求められており、整枝・剪定などの研究開発に樹冠のデータを活用し、果樹産地の活性化に繋げたいというニーズがあるという。
「NEC 樹冠3D化サービス」は、ドローンで空撮した果樹等の樹冠の画像を、クラウド上で3D化するもの。利用者は、樹冠をさまざまな方向から参照しながら、枝の長さ、角度、面積等を測定することができ、これにより、栽培知識の習得や整枝・剪定の研究開発等で必要となる樹冠データの作成の効率化や、精度向上を図ることで、生産性向上に向けた研究への活用が可能になるという。
なお、本サービスは、東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構(助教:郭威)と共同で研究開発を行ったもの。
価格は、初期設定費が50,000円(税別)、サービス利用料(5IDまで)が50,000円(税別)/月 、データ保存料(100GBまで)で15,000円(税別)/月、ドローン撮影が100,000円(税別)/回。 同社では今後3年間で、60団体への提供を目指す。