東芝メモリは7月18日、社名を2019年10月1日付けで「キオクシア」へと変更することを決定したと発表した。また併せて子会社各社の名称もキオクシアを冠するものへと変更される予定だという。

キオクシアの英名は「Kioxia」で、日本語の「記憶(kioku)」とギリシャ語で「価値」を表す「axia」を組み合わせた造語。新会社のミッションは「『記憶』で世界をおもしろくする」というもので、記憶の可能性を追求し、新しい価値を創り出すことで、これまでにない体験や経験を生み出し、世界を変えていくことを掲げている。またビジョンは、「『記憶』の技術をコアとして、一人ひとりの新たな未来を実現できる製品やサービス、仕組みを提供する」というもので、新たな社名のもと、フラッシュメモリ・SSD事業をコアに"記憶"の可能性を追求し、新しい価値を創り出す企業グループとして成長を目指すとしている。

なお、同社はAIやIoTなど技術革新が加速する中、記録されるデータだけでなく、情報が生まれた瞬間の経験や感情、考え方までを"記憶"としてとらえ、人々や社会が生み出す"記憶"を蓄え、呼び起し、活用し、今と未来をつなぐ新しい価値を創造し世界を変えていく存在を目指すとしている。