ソフトバンクとトヨタ自動車の共同出資会社であるMONET Technologiesは7月18日、社用車を複数の企業で効率的に共同使用するための法人向けサービス「MONET Biz(モネビズ)」の提供に向けた実証実験を、8月1日から実施することを発表した。
MONET Bizは、社用車を共同使用する法人向けに、オフィスや主要駅間などの移動を効率化するオンデマンドシステムや、快適な車内空間などを提供するサービス。
従業員は自ら運転しなくても、スマートフォンのアプリから専用の乗降場所と日時を指定して予約するだけで、社用車を利用できるようになる。またドライバー向けには、予約状況に応じた最適な運行ルートを提示する専用のアプリも提供される。
8~10人乗りの車内にはWi-Fiサービスや膝上テーブルが用意するほか、貸し切り予約を可能にすることで車内で会議ができる環境も提供することで、従業員の移動時間の短縮を図るとともに、移動時間を業務などに活用できるという。
今回の実証実験で東京都内の一部エリアで運行を開始し、順次エリアを拡大していくという。同社はこの実証実験を通して「MONET Biz」の最適な運行方法やニーズを検証し、今秋をめどに東京エリアからサービスを開始する予定だということだ。