日立製作所は7月17日、肥後銀行の新基幹系システムを構築し、7月16日から稼働を開始したことを発表した。

同システムは、Linux上で稼働する預金・為替・融資など中核業務の勘定処理を行うシステムおよび商品・サービスの提供やシステム間の連携を行うハブ系システム。

従来のメインフレームの信頼性を継承したオープン基盤を採用し、システム構築・運用コストの最適化を図るほか、銀行利用者向けのサービス品質の向上や新商品・サービス開発の迅速化などを支援する。

同システムでは、日立が開発したバンキングハブを適用することで、さまざまなシステムやチャネルとの柔軟な連携を実現し、FinTechに代表される外部の金融サービスなどとの接続が容易になる。

これにより、営業店やATMなどの営業時間やサービスについて、24時間365日稼働可能なシステム基盤を採用し、立地や銀行利用者のニーズに合わせた柔軟な対応が可能となるという。